幸せになるためには、トレーニングが必要
「ハッピースキル」のひとつである「感謝の日記をつける」について、その実践方法をご紹介します。幸せになるためのスキルを身につけるには、運動と同じように、心のトレーニングが必要です。日々の生活の中で積極的にポジティブな面を意識し、長所や楽しい気づきを増やしていくと、楽しさ、安心感、幸福感を感じやすくなります。
人生は「BとDの間のCである」は哲学者のサルトルが言った名言です。人生は”生”B (Birth)と”死”D(Death)の間での”選択”C(Choice)であることを意味します。どのような選択をするかによって、私たちの余生も違ってくるはずです。
【関連記事】
「ストレスと向き合う心のケア」(公財)長寿科学振興財団 健康長寿ネットへのリンク
ハッピースキル その1 「感謝の日記をつける」
- 実践方法 ~小さな幸せ、ちょっとした喜びを探す~
その日に「感謝」した出来事を探してみてください。うれしい、楽しい、よかった、気持ちよい、ありがたい、幸せだなぁと感じたことを書き出してみましょう。
たとえば、手伝ってもらって助かった、食事がおいしかった、友だちがおはようと声を掛けてくれた、仕事がひと段落してほっとした、さわやかな青空で気持ちいいなど、身近なものを探してみてください。多くのことに素直に感謝できる人は幸せな人です。日々の出来事に感謝する習慣ができれば毎日が幸せと感じられるでしょう。
- 科学的根拠
アメリカの心理学者のエモンズらは、感謝と幸福感についての実験を行った結果、感謝を記録するグループでは、筋肉痛やのどの痛みなどが和らぎ、人生の満足感が高かったという結果が得られました。感謝の気持ちは人生の満足感を高めるだけでなく、心身の健康にもよいことが科学的に実証されました。
- 期待される効果
① 人生の満足度が高まる
② 痛みを和らげる
③ 不眠の改善に役たつ
- マンガで分かるハッピースキル その1 「感謝の日記をつける」